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教育長あいさつ令和元年11月号

 

教育長あいさつ

 

 

清瀬の未来はバッチリだ!

  

 子の言葉 我の背を押す 秋の空(酔花幻)

 

 子供たちは私たち大人に実にたくさんのことを教えてくれます。学びに誘ってくれることもありますし、日々の喧騒で忘れかけていることを思い出させてくれることもあります。


 授業中の「わかった!」「できた!」の表情は、教師に「こんなヒントを出せば子供たちは分かってくれるんだ…」ということを教えてくれますし、逆に与えた問題が解けずに立ち往生している子供は「どう教えればこの子は理解してくれるんだろう…」と教師の学ぶ意欲を高めてくれます。
 

 不登校の子供は「全ての子供たちを賢く、健やかに成長させる教師としての使命」を思い出させてくれますし、「いじめ」が起きたときは、「自分がこの子だったらどんなに苦しいだろう…」と子供の立場に立って考えることを促してくれます。
 

 11月9日(土曜日)にそんな沢山の学びを、子供たちが私たちに与えてくれたイベントが行われました。「私の体験主張発表会」です。清瀬市健全育成委員会が主催。同委員会は、昭和57年当時、学校が荒れた時期に「何とかしなくては…」の想いで、子供たちが活躍できる場面を創ろうと保護者、地域、学校の先生方が手をつないで立ち上げられた、まさに「社会総がかりで子供を育もう」とする組織。
 

 「私の体験主張発表会」は委員会発足の3年後に第一回が開かれて、今年ですでに36回目。36年もの長きにわたり「おらがまちの子供たちはおらたちの手で育てるんだ…」の想いが引き継がれてきたことに、心からの敬意を表します。
 

 子供たちは「作文」「ポスター」「学習発表」「実践活動」の四つの部門で、「人」「自然」「社会」の三つのテーマに基づいて、自らの体験をもとに、そこで感じたこと、考えたことをまとめて「主張」してくれます。
 

 今年は総数1,830の「主張」が集まりました。その中で特に優れていると評価された102の「主張」が本日の表彰対象。その内「大賞」及び「委員会推薦賞」に選ばれた作文4点、ポスター6点、学習発表2点、そして実践活動(清小サタデーダンスチーム)の皆さんが実際に「主張」を「発表」をしてくれました。いずれも、私たち大人が改めて考え、小さな一歩を踏み出さなければならないことを自覚させてくれる、また「子供たちも頑張っているんだ、よし私たちも…」と思わせてくれる素晴らしい「主張」ばかりでした。
 

 閉会のあいさつではこんな話をしました。

 

 「作文」「ポスター」「学習発表」そして「実践活動」で表彰を受けられた皆さん、おめでとうございます。素晴らしい作品ばかりでしたが、この子供たちの「主張」すべてに共通していることは何だと思いますか? 私は「優しさ」だと思います。どの「主張」も「人に対して優しい」「自然に対して優しい」「社会に対して優しい」ものばかりでした。
 

 「優しさ」は人にしか持ちえない感情です。そして「平和」の原点でもあります。困っている人にちょっとでも手を差し伸べる、私たちを生み、育んでくれる自然に対して小さな優しい行動をとる、私たちが生きる社会にとって良いことを自分ができる範囲でよいからやってみる…。そうすれば世の中は必ず「平和」に「幸せ」に「豊かに」なっていきます。


 この尊い事実をアフリカの人たちは諺にして言い伝えています。「もしも世界中の小さな村で、小さな子供たちが、小さな善いことをしたら、世界は大きく変わるだろう」。
 

 子供たちはまさにこの諺を体現してくれています。作文の部大賞に選ばれた第五中学校の鈴木君は海に生きるジュゴンの胃袋から大量のプラスチックごみが出てきたニュースを見てショックを受け、自分には何ができるのかを考え、リサイクルボランティアに参加しました。
 

 同じく大賞を受賞した清瀬小の金澤さんは、心臓病を患うお父さんの姿を通して「ヘルプマーク」の存在を知ってほしいと願い、席を譲る等小さな勇気を出してほしいと訴えてくれました。
 

 同じく第七小の森さんは、耳が遠くなったひいおばあちゃんと会話する中から、どうすればもっと聴き取りやすい話し方ができるかを調べ、自分を振り返り、最終的には思いやりの心を持つことが必要だと主張しています。
 

 委員会推薦賞を受賞した清瀬特別支援学校の正木さんは、かけがえのない家族との絆を一層深めるために、草むしりや掃き掃除など、自分が家族のために、これまで以上に汗を流すことを誓ってくれています。
 

  ポスター部門では第二中の武市さん、第四中の綾木さん、第七小の廣瀬さんは「環境破壊」について、第六小の山口さんは「障害のある方との共生」について、第三小の久保田さんは「人と人との絆」について、そしてゆりかご幼稚園の清水さんは「命の大切さ」について、それぞれ短いメッセージと絵を通して、私たちに改めて気付かせてくれました。
 

 そして学習発表部門。第八小の舘山さん、第十小の滝井さんの2名が大賞に輝きましたが、それぞれ清瀬の宝である「自然」と「結核医療」についてしっかりと調べてあります。何より感心したのは2名とも実際に我が目で見、我が耳で聞き、我が心で感じようとフィールドワークをやっている点。二人の学習成果を観て「清瀬ってすごいところだな…」とか「そうだったのか、知らなかった…」と思った大人たちも多かったはず。
 

 最後に実践活動団体部門で表彰を受けた「清小サタデースクールダンスチーム」は、社会総がかりで子供たちが持っている力をどんどん伸ばしていこうとするエネルギーにあふれていました。子供たちを育み、育てるのは学校や家庭だけではありません。地域の力は子供たちの「もっと頑張りたい!」「もっとできるようになりたい!」という思いや願いをかなえてくれる力もあるのです。
 

 今日表彰された102の取り組みはどれも「小さなこと」かもしれません。しかしこの子供たちの「小さな力」のおかげで清瀬がどんどん素敵なまちになっていることは間違いありません。
 

 これからもみんなの力で、清瀬中の小さな子供たちが、小さな優しさをもって、小さな善い行いをすることで、清瀬を、日本を、いや世界を変えて行こうではありませんか! 心から期待しています。
 

 彼らは10年後、20年後の清瀬を支える人材。きっと皆さん私の思いに賛同していただけるはずです。「こんな彼らが創り上げる清瀬の未来はバッチリだ!」の思いに…。
 

 教育委員会ホームページの「児童・生徒の作品」のバナーに彼らの作品を掲載します。ぜひ一読ください。

教育長 坂田 篤
 

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