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教育長あいさつ平成30年1月号

 

教育長あいさつ

                     「夢・希望・ロマン」


 振袖に 満ちたる希望 夢ロマン (酔花幻)


 新年あけましておめでとうございます。正月は「正す月」と書きます。旧年中に失敗したこと、反省したこと、後悔したことを振り返り、「正す」心構えを持つときが「正月」。私はもとより、教育委員会事務局も「完全」「完ぺき」ではありません。「ああやっておけばよかった…」「こう言わなければいけなかったのに…」「こんな対応をしておけば問題は大きくならなかった…」など、失敗や反省、後悔はたくさんあります。

 初詣ではこれらを思い浮かべつつ、背筋を伸ばし、首を垂れ、手を合わせながら、自身を「正す」とともに、清瀬7万5千の市民の方々、そして5千6百の子供たちの「福」を祈ってきました。

 さて、去る1月7日、貫けるような晴天の下、他自治体に先駆けて成人式が挙行されました。きらびやかな振袖、りりしい羽織、袴、真新しい背広、礼服に身を包んだ新成人約400人が集い、成人としての第一歩を踏み出しました。会場のけやきホールは未来への希望と夢、そしてロマンにあふれかえっていたように感じます。

 開会あいさつが私の役目。「覚悟」という二文字を示しながらこんな話をしました。

 成人を迎えた779人の皆さんに一つの言葉を送ります。それは「覚悟」です。

〇自立への「覚悟」
〇時と場に応じた行動をする「覚悟」
〇納税者としての「覚悟」
〇責任ある仕事をする「覚悟」
〇でも、だって、だけど、どうせ、などの「言い訳」をしない「覚悟」
〇家庭を作る「覚悟」
〇社会をつくる中核になる「覚悟」
〇自分自身の人生を自分自身の手で創り上げていく「覚悟」

 皆さんの心の中にも、様々な「覚悟」が芽生えているはず。今日はこの「覚悟」を心の中に宿す時です。本日の式典を「覚悟」の二文字を強く心に刻む時と場にしてほしいと願います。

 大人になるには「覚悟」が必要です。南太平洋に位置するバヌアツ共和国では高さ30mの塔から木のつるによるバンジージャンプをやる、マサイ族は一人で狩りに出かけライオンをしとめる、これができて初めて成人として認められるのです。「生死にかかわる覚悟」です。

 我が国でも、地域によっては米俵一俵(60~80kg)を担げたら一人前、一日一反の田植えができたら大人の仲間入り、などという風習が残っているところもあるそうです。「昨日までの子供の自分とは違う」という「覚悟」の芽生えです。

 このように大人になるための「覚悟」は必要ですが、それとともに、いやそれ以上に、彼らに未来への「夢」「希望」「ロマン」も決して失ってほしくありません。

 ある女子高生がこんな川柳を詠んでいます。「将来の 夢を問われて黙り込む 幼きときは 三つも言えた」。

 子供の頃は誰もが「こんなことをやりたい!」「あんな人になりたい!」「私は絶対この職業に就く!」「自分は社会を変えることができる!」という将来への「夢」、生きることの「希望」、世の中に対する「ロマン」を抱いていたはずです。しかし年齢を重ねるにしたがって、夢を語ることが少しずつ気恥ずかしくなり、自らの限界を知ることで徐々に「希望」が失われ、現実を知ることでますます「ロマン」が抱けなくなっていく。

 確かにこれからの世の中は「夢・希望・ロマン」が見えにくくなるといわれています。人工知能の発達で今ある職業の65%がなくなるか形を変えるかするだろうといわれていますし、人口減少で社会保障の在り方も変わります。経済状況も不透明で国際社会も混乱が増すともいわれています。

 そんな不透明で、しかし新たな価値観が求められる社会だからこそ、「夢・希望・ロマン」が必要です。夢がなければ創造はあり得ない。希望がなければ前進は望めない。ロマンがなければ未来はない。

 彼らは世界の、日本の、清瀬を創る主役です。感謝の思いとともに、確かな「覚悟」を持ち、「夢・希望・ロマン」をもって生きていってほしいと心から願う一時でした。

 新成人の未来に幸あれ! 


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【写真】
左 「二十歳になった喜び」を語った平良聖太さん、吉成咲希さん
右 舞流太鼓による太鼓演奏 
教育長 坂田 篤

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